ごあいさつ

てんかんをめぐるアート展2021 委員長 麻生 幸三郎女の子の患者様が描いてくださった似顔絵日本てんかん学会は5 年前から、てんかんのある人とその周りの人々のアート作品を募集し、毎年、学術集会にあわせて「てんかんをめぐるアート展」を開催してきました。

2012 年度は、9 月23 日から3 日間名古屋国際会議場でてんかん学会学術会議が開催され、これと並行して同会場の展示室でアート展を行なう予定です。

過去のアート展では"らくがきもアート、はなうたもアート、えがおもアート!"と謳っており、今回もてんかんをめぐる生(き)のままのアート作品を募集し展示します。

てんかんは乳幼児期と老年期をピークとしてすべての年齢層で発病する疾患群で、日本では100 万人近くが罹患していると推定されています。しかし、てんかん発作の時以外はほとんどの方が穏やかな生活を送ってみえ、絵画などを熱心に描いている方も少なくありません。

その中にはプロ並みの発想と技量で創作される方もみえますが、多くはそうした専門性とは無縁の場所で黙々と作品を手作りしてみえます。にもかかわらず、独自の発想で紡ぎ出されたそうした作品には心打たれるものが少なくありません。

それを何とか人々と共有したいとの思いから5 年前に始まったのが「てんかんをめぐるアート展」です。既存の美術、文化とは無縁に制作された芸術作品をフランスの画家ジャン・デュビュッフェはアール・ブリュットと名づけました。

今回の「てんかんをめぐるアート展」でも加工されていない生(き)のアート、伝統、流行、教育などに左右されない、内面から湧きあがる衝動のままに表現されたアート、アール・ブリュットを募集、展示します。

アート展が開催される3 日間に来場されると想定している1000 名を超える方々に、生のままの、じかに心に響くアートを楽しんで頂けるよう準備に励んでいるところです。

てんかんをめぐるアート展2021
委員長 麻生 幸三郎

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